インド好き・ 鶴田真由さんから のメッセージ
寺院と聖地
インドは精神・宗教文化が大変豊かな国です。インドの偉大な文化遺産といえば、神や女神を祀り、信仰を祝う寺院に代表されます。インドの宗教の多様性を反映して、マハラシュトラ州にも多数の寺院や聖地があります。
ナシーク ナシークは精神性の高い、悟りを求める人々にとっては聖地です。神話によれば、アヨディヤ国の王で偉大なる戦士ラーマが、14年間に及んだ流浪の時代、ナシークに住居を構えたことから、この地区が聖地となりました。今日では、パンチャバティと呼ばれるゴダバリ川北部の聖なる水で沐浴し、川岸の寺院にお参りするため、各地から巡礼者が訪れます。
ナシークは、色彩豊かな市場、曲がりくねった路地、一風変わったお店が立ち並ぶ活気あふれる町です。現在はブドウの産地として、また再盛したバラの栽培が有名です。ナシークはムンバイの北東185キロにあり、大きな鉄道駅があります。
マハラクシュミ寺院 優美な彫刻で飾られたマハラクシュミ寺院は、ムンバイの南東約400キロにあるコルハプールの近くにあり、インド全国から数百万人に上る巡礼者が訪れる聖地です。各地の王族が長年に渡り女神マハラクシュミの祝福を求めてやってきました。この寺院では、カシ・ヴィッシュウェシュワール、カルティカスワミ、シェシャシャイ、シディビナヤク、マハスワラスワティ、マハカリ、シュレー・ドゥッタ、シュレー・ラムなどの神々も祀られています。毎週金曜日におこなわれる礼拝「パルクヒー」のほか、ヒンズー教のお祭りであるチャイトラ・プールミナとナブラトリもここで行われます。有名なアーティストによる音楽コンサートも定期的に開催されています。
シルディ ナシークの南122キロの地に、マハラシュトラ州でもっとも崇拝されている聖人のひとりであるシルディのサイババ(シュリー・サイババ / Shri Sai Baba)が住んでいました。「神の子」として崇められたサイババは、1918年にこの地で亡くなるまで信者に寛容と博愛を説きました。 シルディではサイババを祀る巨大な寺院を中心に、すべての物事は回ります。サイババの等身大の像を一目見ようと巡礼者が早朝から行列し、サイババが瞑想し、隔夜睡眠をとったドワルカマニ・モスクを訪れています。