インド好き・ 鶴田真由さんから のメッセージ
マハラシュトラ州の北から南に大陸を走る西ガーツ山脈には、牧歌的なヒル・ステーション(植民地時代に開発された避暑地)が何ヵ所も残っています。ムンバイの夏の暑さから逃れるために、英国人が利用していたことに開発の端を発しており、高度はさまざまですが、そのいずれも眺望に恵まれた場所に位置しています。 ヒル・ステーションへは、ムンバイや最寄りの空港から鉄道やバスによるアクセスも便利で、宿泊施設も多数揃っています。
マハバレーシュワ(Mahabaleshwar)
プーネ空港から120キロの場所にあるマハバレーシュワは、標高1,372メートル、面積150平方キロの常緑の高原にある美しい町です。“ヒル・ステーションの女王”と呼ばれ、曲がりくねった道路の両側には独特の小さなお店が立ち並び、周辺の高級ホテル滞在客にとって格好のショッピング・スポットとなっています。その高度から暑くなることはなく、同時にアラビア海に近いため寒くもならず、ほどよい気候に恵まれているため、周辺の森では薬草や果物も採れたことから、1829年当初は保養地として開発されました。
パンチガニ(Panchgani)
パンチガニは、周囲をパンチ(「5つ」の意味)の丘が囲んでおり、地名もそれに由来します。標高1,334メートルで、マハバレーシュワからは18キロほどの距離にあります。パンチガニには、イギリス風の古い建物や宿泊施設が多数残っており、昔ながらの魅力にあふれる典型的なヒル・ステーションです。一方にクリシュナ川、もう一方に沿岸の平野を望む眺望に恵まれた土地です。クリシュナ川は、小さな村落、農場、峡谷の間を蛇行して流れ、平野は平たい山頂状に広がった台地が高くそびえたっています。
マルシェジュ・ガート(Malshej Ghat)
マルシェジュ・ガート、別名フラミンゴ・ヒル・リゾートは、モンスーンの季節には渡り鳥のフラミンゴが翼を休める場所となります。ムンバイの東154キロにあり、ハイカーや自然愛好家に人気の避暑地です。また、マハラシュトラ州が生んだ英雄、シバージが生まれたシブネリ要塞がここにはあります。8月・9月の時期は涼しく、周辺の山々は神秘的な霧と雲に蔽われ、気持ちの安らぐミントグリーン色の景色に変わります。