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鶴田真由
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要塞

Forts

 

マハラシュトラ州には、丘の上や海岸などに計約350ヵ所の要塞が点在しています。マラータ王国の英雄シバージが築いた要塞が、歴史の中で中小都市へと発展したところも多数あります。

 

シンドゥドゥルグ要塞(Sindhudurg Fort)

シンドゥドゥルグ要塞は、大きな岩でできたクルテ島にあり、面積約20平方メートルで、防御壁は高さが9メートル、厚さが3メートル、長さが4キロあり、稜堡(りょうほ)が42ヵ所あります。防御壁と稜堡の建設には、大きな石の他に、合計72,576キロの鉄が使用されています。防御壁を強化するため、溶融鉛の中には土台となる石が埋め込まれています。
※シンドゥドゥルグ要塞は、ムンバイの南510キロ、ゴアの北130キロに位置しています。

シンドゥドゥルグ要塞(Sindhudurg from the eastern side; the main gate is hidden behind the two bastions )

シンドゥドゥルグ要塞(Outside the southern wall there is a small beach, called Ramichi Vela in Marathi, where Tarabai used to enjoy her sea-bath)

 

 

プランダール要塞(Purandar Fort)
プランダール要塞はプーネの東南40キロ、標高1,398メートルの高台にあります。要塞の防御壁と稜堡は13世紀にバハマニ王朝のサルタンが最初に建設したものです。1596年、プランダール要塞はシバージの祖父に当るマロージ・ボーサレの管理下となり、1665年にはムガール朝が奪取しました。1670年、シバージが再び奪い取り、1818年に英国に占領されるまで占有していました。第二次大戦中には英軍がここにドイツ人捕虜を収容していました。

プランダール要塞(A distant view of Purandar from the eastern side)

プランダール要塞(Gateway leading to the upper portion of the fort)

 

 

ジャンジーラ要塞(Janjira Fort)
ジャンジーラ要塞は州内唯一の海上要塞です。ニザーム・シャー朝のアフマドナガルのサルタンに仕えたアブシニアンの大臣マリック・アンバルにより建造されました。17世紀末に建造されたものですが、荒々しい風や潮流にもかかわらず、現在でもほとんど無傷のままで残っており、当時の土木技術の優秀さを後世に伝えています。

記録上、ジャンジーラ海上要塞が近隣諸国の王たちに征服されたことはかつて一度もありません。驚くべきことに、シバージでさえも13回も遠征軍を派遣しましたが、一度も征服することは叶いませんでした。シバージの息子のサンバージは、海底にトンネルを掘ってまでして要塞内に侵入しようと試みましたが、成功することはありませんでした。侵入に失敗したサンバージは、湾の反対側にカンサと呼ばれる別の要塞を築きました。トンネルを掘るために掘り出した土砂を使って、ジャンジーラ海上要塞を攻略する基地とするために、新しい要塞を築いたのです。面積約9万平方メートルある新要塞の建設には22年間を要したとされています。

ジャンジーラ要塞(A distant view of Janjira from the southern side (above), and the huge sweet water tank inside the fort (inset))

ジャンジーラ要塞(A close view of the eastern side of the island fort)

 

※ジャンジーラ要塞の最寄りの駅はコンカン鉄道のロハ駅です。
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